弓構え

射法八節の第3節目、「弓構え」です。(ちなみに、"ゆがまえ"と読みます。)

「弓構え」は、さらに、

  • 取懸
  • 手の内
  • 物見

の3つの動作に分けることができます。

取懸

まずは、取懸です。
これは、弦に番えてある矢を保持する動作を言います。

ゆがけの親指の根元の部分に、弦をかける部分があるので、そこに弦をかけ、 肘から内側にひねり、矢を保持します。

手の内

次は、手の内です。
これは動作というより、弓の握り方です。

テレビなどで弓を引いているところを見たことがある人はわかると思いますが、 矢を発射したときに、弓は(上から見て)反時計回りに回っています。

この、「弓をまわす」ということの為に、握り方があるのです。
で、「何故まわさなければならないか?」ということなんですが・・・、

チョット面倒なので、割愛します。

まあ、要は矢が真直ぐ飛ばないって事なんですけどね。

それで、肝心の握り方ですが、
親指と人差し指の間の手の皮を巻き込むようにして握ります。
このとき、小指を弓にしっかりと巻きつけて、中指、薬指、小指の爪をそろえます。

つまり、親指の根元と小指を軸に巻き込んだ手の皮を使って弓を回すわけです。

物見

最後に、物見です。
この動作は、端的に言うと「的を見る」ということですが、 そのなかで、目標をしっかりと見定め、気持ち(精神)を落ち着かせる等を行います。

と、以上弓構えです。

取懸や手の内は、絵や図が無いとわかりにくいんですが、 それを用意するというのが、さらに困難でして。

用意が出来次第、図を載せていきますので勘弁してください。