離れ

射法八節の第7節目、「離れ」です。

「離れ」とは、矢を発射する動作のことです。

なので、ここで書くことはそんなにありません。 (あくまで、「ここで」です。)

注意点としては、「放す」のではなく「離れる」という点ですね。
自分の意思で矢を放すのではなく、自然と矢のほうが離れるのです。

先の「会」と同じで、「離れ」の良し悪しは精神面が多大なウエイトを占めています。 「会」の時点で、「伸び」と「押し」がちゃんとできていれば、上記のように離れることができるはずです。

しかしながら、人間、(的に)当てたい!と思ってしまうもので、 真の「離れ」ができる人は少数であると思います。

ですので、「会」と「離れ」に関しては、勿論、最初も肝心ですが、 師と呼べる方に教えを請うたり、 友人と切磋琢磨したりして、腕を磨き、経験をつむことが大切であると思います。